HOME > FIA法とは
内径0.5〜1.0mmの細いチューブ内を連続的に流れる液体(キャリアー溶液)に
試料を導入して、別の連続的に流れる(試料と特異的な化学反応する)反応試薬と混合・反応させます。
その後、下流に設置した検出器で、反応性生物を測定する方法です。
■従来の手分析では、試料の前処理、試薬の添加、反応、検出までに大変な
時間を要し、大量の試薬の使用や有害廃液が常に問題となっています。
■ 迅速
1時間当たり30〜60試料の処理が可能な為、手分析に比べ迅速です。
■ 自動化が容易
オートサンプラー、データ処理部の接続により全自動化が可能です。
■ 高感度、高精度、高機能
FIA専用送液ポンプに感度、精度が飛躍的に向上、様々な前処理システムによりオンライン化で高性能FIAが可能です。
■ 環境保全への対応
前処理から測定に至るまでオンラインで行われる準閉鎖システムの為、
測定環境の汚染も抑える事ができます。
「流れ分析法 JIS K-0170」に採用されました分析項目を以下にご紹介いたします。
項目 | 測定法 |
---|---|
アンモニア性窒素 | インドフェノール青吸光光度法 |
亜硝酸性窒素 | スルファニルアミド・ ナフチルエチレンジアミン吸光光度法 |
亜硝酸性窒素 及び硝酸性窒素 | カドミウム・銅還元カラム法 (スルファニルアミド・ ナフチルエチレンジアミン吸光光度法) |
総窒素(全窒素) | ペルオキソニ硫酸カリウム分解法 ・(紫外線吸光光度法) ・(カドミウム・銅還元カラム法) |
リン酸イオン | モリブデン青吸光光度法 |
総リン(全リン) | ペルオキソニ硫酸カリウム分解法 (モリブデン青吸光光度法) |
フェノール類 | アミノアンチピリン吸光光度法 |
フッ素 | アリザリンコンプレクソン吸光光度法 |
クロム(6価) | ジフェニルカルバジド吸光光度法 |
陰イオン界面活性剤 | メチレン青吸光光度法 |
全シアン | ピリジン-ピラゾロン吸光光度法 |